キラキラ輝く、北海道当麻町のトマト!!!
さまざまな種類のトマトは、それぞれ個性があってすごく美味しいのです。
同じトマトでも、こんなに違うものなんだと感動します。
東京都内に通う大学4年生、ふたりごと文庫編集長の浅野有希です。
ふたりごと文庫編集室のメンバー8名で、当麻町で3日間取材をさせてもらいました。
今回の記事では、取材の終盤に訪れた「髙橋農園」さんについて書かせていただきます。
「継ぐ気がなかった」5代目髙橋希さん
髙橋農園さんは、ここ北海道当麻町で5代続く多品種栽培の農家。
5代目の髙橋希さんにお話を聞きました。
訪ねると、遠~くの方から登場してくれました。
この髙橋農園さんを、「最初はまったく継ぐ気がなかった」という髙橋さん。
というのも、建築の道に進もうと思っていたそうなんです。
しかし、「経済効果を生んで地域社会に貢献する」という点で、農家も同じだと気付いたそう。
当時からアルバイトとしてお手伝いしていた髙橋さんは、こうして髙橋農園を継ぐ決意をします。
そんな髙橋農園さんは、お米のほかトマト8種類にハーブ30種類を栽培されています。
その土地の広さにはびっくりです。
(おいしいトマト「ぷちぷよ」は、都内ではスーパー成城石井さんなどで買えるそう)
ビニールハウスとビニールハウスの間では、お家で食べる用の大豆が栽培されていました。
このスペースに何か意味があるのかと思い聞いてみると、
「特に意味はなく、空いているから植えてるだけです」とのこと。笑
生産から企画、営業までをこなすスーパー農家さん
なんと髙橋さん、ご自身でマーティング・企画・デザイン・資料作成・営業すべてこなしているとのこと。
「えええええ!?」とみんなで驚いてしまいました。だって、そんな農家さん聞いたことがありません。
髙橋さんは自ら商談会などに顔を出し、積極的にいろんな方と交流をしている印象を持ちました。
大手商社の方からのサポートもあり、自らつくった農産物の「売り方」を提案しているのです。
特別に見させていただいた企画書には、かわいく目を引くデザインが並んでいました。
大学では経営学・マーケティングを学んでいる私ですが、髙橋さんの企画力には脱帽しました。
マーケティングは特に勉強したわけではなく、なんとなくやりながら習得していったとのこと。
髙橋さん、多才すぎます……。
パートさんが数人、農業のお手伝いをしてくれているそうですが、
その他のことはすべておひとりでやっているとのこと。
生産側に加え、一般的な企業の職種をすべてこなしているイメージです。
大変そう……と思ってしまいますが、すべて楽しいと言う髙橋さん。
どの業務をおこなっていても、「この仕事をずっとやっていたい」と思うほど楽しいそうです。
きっと、「売る」ことまでご自身で行う農家さんって、あまり一般的ではないでしょう。
「誰かがやらないと変わらない。誰でもできる。では、とりあえず自分からやってみよう」
と言っていたのが印象的でした。
そのパワーを最大化させるのは、「仲間」かもしれない
私の目には、時代を切りひらく「改革者」のように映った髙橋さん。
今、当麻町の農家さん同士には“横の繋がり”があまりないと言います。
改革者が一人だけいてもそのパワーは最大化されないのかもしれない。
賛同する仲間がいて初めて地域や組織って動いていくのかも……と、すごく考えさせられました。
静かに淡々とお話してくれた髙橋さん、しかし、心の中に抱いている熱い想いをたしかに感じられました。
取材しに行った私たちが進路や将来について聞いてもらった場面もあり、
夕暮れの広大な農園の真ん中で、なんだかすごくいい時間が流れていました。
これからのご活躍も楽しみだなあと思うと同時に、
私も頑張ろう!負けてられないな!!と強く思えました。
最後にお土産があると、走って小屋の方へ消えていった髙橋さん。
持ってきてくださったのはセンスが良すぎるこのトマトたち。
箱もご自身がデザインされたもの!
中身のカラフルなトマトには、みんなで感動してしまいました。
この入れ方も可愛いです。
ありがとうございました!!!
(ライター:産業能率大学4年 浅野有希)
\ 私達が当麻町を取材しました!/

全国の地方創生や情報発信に興味がある大学生が集まるオンラインサロン「ふたりごと文庫編集室」のメンバー8名が当麻町を取材しました!
当麻町の魅力を”わかもの&よそもの目線”で伝えていきます!
その時の取材の様子は、ツイッターやInstagram等のSNSで
オリジナルハッシュタグ「#当麻町でふたりごと」をチェック!
髙橋農園
当麻町で5代続く多品種栽培の農家さん。お米の他、トマト8種類にハーブ30種類を栽培しています。
〒078-1332 北海道上川郡当麻町宇園別2区
TEL:0166-84-4203
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